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前歯の隙間の相談

2019年11月30日  カテゴリ:歯のよもやま話



12年ほど前に差し歯にした前歯の隙間が気になる…

そういったお悩みのご相談。

真ん中の歯肉は退縮しやや炎症を起こしている。
そして右側が左側に比べわずかに長い。
レントゲンを撮るとこんな感じ。(写真上 左)

もしかして何回か外れましたか?
はい…2年前と6年前に2回外れてます。

なるほどやはりそうか…。
最後に付けてもらった時の話を更に詳しく聞く。

少し浮いて付いてしまったけどもう取れないから…
終わった後にそう説明されたのだそうだ。

12年前に最初にこのセラミックをしてもらった先生と、
2年前に付けてもらった先生は別ですよね?

はい、そうです…引っ越したので。

2本共に神経治療をしグラスファイバーコアで補強。
セラミックはレントゲンの透明度と12年前という事で、
二ケイ酸リチウム(商品名 emax)でほぼ間違いない。

とても丁寧に治療されている。

口腔内全体を拝見すると下の前歯がかなりデコボコ。
数年前からデコボコがきつくなってきてるそうだ。
上の前歯は下の前歯の先端から突き上げられる。
それが過剰になると神経のない差し歯はモロい…。

おそらくその突き上げによって差し歯に過剰負担がかかり、
ファイバーコアごと取れてしまったんですね。

レントゲンでもわかるように今は浮いて付いている状態。
短針で確認したが隙間が確認でき汚れていた。
わずかに長いのも歯肉の炎症もこれが原因。
おそらく歯質の感染もあるだろうから、
仮歯を準備して慎重に外しマイクロスコープで診てみましょう。
そんなことで本日は簡単なクリーニングで終了した。

歯科治療はこのように過去の治療歴が手に取るようにわかる…

どちらの先生かわからないが12年前最初にこの差し歯の治療した先生は、
今日新宿の歯科医院(KU歯科クリニック新宿院)で絶賛された。
2年前にこの差し歯を再装着をした先生は、
ううう…残念ながら。涙

長い人生…。

一人の歯医者さんにずっと診てもらうことは不可能。
自分が中学3年生で15歳の時50歳だった歯医者さんは、
45歳になったら80歳になっているのですからね。
もし同じ歯科医院だったとしても息子さんだったり…。

一生付き合えるかかりつけ歯科医とかいっても、

現実には物理的に不可能なのです。

東京で開業して24年が終わろうとしている。
平成8年の開業からの患者さんもたくさんいらっしゃり、
当時の懐かしい話に花が咲くことも多い。
しかしお互いにすっかり歳をとり容姿はだいぶ違う。

生活環境が変わり遠方に引っ越され、
年1度の検診だけでいらっしゃる方も多い。
都会だけに1度や2度の主訴のみ治療も。
旅行中の外国人の応急処置だってある。

いつか私の次に患者様を担当する歯医者さんに、
前に担当していた歯医者さんは上手だったね
と褒められたい。笑

そんな気持ちでこれからも頑張ろう。
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