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歯根破折は歯を失う3番目の原因

2021年4月27日  カテゴリ:診療風景





歯根破折とは、歯にヒビが入ったり割れたりするトラブルのこと。
咬合性外傷と言うかみ合わせの力の応力集中による疲労破壊が原因と言われており、
割れ方によっては保存が難しく抜歯しなくてはならないこともあります。

・神経を取り歯質そのものが乾燥劣化している
・その補強のためのコアが太く長く歯質が薄く幼弱な部分がある
・かみ合わせが悪く咬合力が一部の歯に集中し全体のバランスが悪い
・咬合力が強すぎたり、歯ぎしりや食いしばりの癖がある

上のレントゲンの1番右の小臼歯は神経治療をしておらず根尖病巣があります。(写真上右)
複数の歯科医院で歯根破折で保存不可能と診断され当医院にご相談に来院されました。
CTで3次元的に確認すると破折は縦に真っ二つに起こっており感染範囲も広い。

1度抜歯し口腔外で神経治療を行い歯を接着して元に戻す再植と言う選択肢もありますが、
長期的には更に感染範囲を拡大させてしまうリスクも大きいので今回はやはり抜歯することに。
おそらく長年の強いかみ合わせで自然に神経が死に、劣化した歯質が完全に割れたのだと思います。

抜歯後は周囲の歯に負担をかけないインプラント治療を希望されてますが、
バランスの良いかみ合わせを回復しないと人工物であるインプラント治療もリスク大です。
更に奥2本の大臼歯も広範囲に根尖病巣があり感染根管処置が必要です。

このような状態でも無症状ですので定期的な検診が重要です。






局所麻酔で抜歯した縦割れした小臼歯。(写真上)

抜歯後は感染物を徹底的に取り除きコラーゲンスポンジを填入し縫合。
周囲組織の形態を崩さないようにGW明けすぐにインプラントを埋入予定。
4か月ほどの結合期間中に奥の大臼歯の感染根管処置を行います。

歯周病、虫歯…そして歯根破折。

歯根破折は抜歯原因の第3位と言われています。

歯根破折からの抜歯同時インプラント埋入



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