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金属不使用の歯科治療 ③

2020年5月18日  カテゴリ:診療風景



 

メタルボンドをオールセラミックに交換することに。
20年以上前に行った下顎前歯です。

メタルボンドを切断するとメタルコアが。
感染歯質を除去し慎重にメタルコアを揺らす。
コアの先端部分が浅かったので簡単に外れ、
再度感染歯質を除去し根管充填材料を除去。
表面処理剤を塗布しファイバーコアを接着し、
支台部分をビルドアップしていく。

前担当医が神経治療をしっかり行ってくれていたので、
ファイバーコアへのやり直しに集中することができた。

これを間接法(型採り)で行うともっと漏斗状に広げなければならくなる。
そうすると歯質厚みが薄くなるので歯根破折のリスクが大きくなる。
きちんと防湿して直接法で行うと歯質削除量は確実に減る。

そしてファイバーコアにしたことでオールセラミッククラウンを作りやすくなった。
中がメタルコアだと金属色が透けないよう不透明な白で覆わなければならないが、
歯冠色のファーバーコアポストになったのでいきなり透明感のある材料を使用できる。

高層ビルの耐震設計の様にゆらゆらたわませて倒壊させないんです。
ファイバーはゴルフのシャフトや釣り竿をイメージしてください。
化学繊維の束になっている補強材料なんですよ。

人工物であるが天然歯に近似した色調の美しい歯科治療を追求したい。
そして材質的にもメタルフリー(金属不使用)のほうが強度もあり長期安定性が良い。
メタルフリー(金属不使用)な歯科治療を追求していきます。

金属不使用の歯科治療①

金属不使用の歯科治療②



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