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保存か抜歯か…

2018年6月8日  カテゴリ:KU歯科クリニック





保存か抜歯か…。
世の中でこの議論が白熱しています。

「抜歯しないで残せますよ」

魔法の言葉だ…。

前の歯科医院で抜歯が必要だと言われてるので、
こんなことを聞くと神様に出会ったような印象を受ける。

1年しか持たなくても…
半年しか持たなくても…
たったの1か月しか持たなくても…

残せるには変わりはない。

残せますよ…言った歯科医師が、
本当はちょっとしか持たない歯を残せると嘘をついたのか。
最初に抜歯と診断した歯科医師が、
逆に本当は残せる歯を抜歯しなければならないと言ったのか。

または誤診か…。汗汗汗

どれも違うって言うか…物差しが違うんです。
どれくらい持たせる自信があるかの物差しがね。

ほどんど咬ませないで飾りのような状態にすればしばらくは持つだろう。
でもその間に他の歯には過剰な咬合負担がかかるのでないのと同じ。
ちゃんと咬合負担させてどれくらい歯として機能できるか。
無理な延命をさせたことで周囲の状況を大きく悪化させないか。

短いもの差しの先生なら「保存」
長いもの差しの先生なら「抜歯」

となっているかもしれません…。

日本の医療は良い意味でも悪い意味でも対処療法が中心でしたので、
その治療の長期予後についてなどの責任への考えが薄い。
保険外診療となるとそうはいきませんから自然に物差しは長くなる。
歯科の場合は形に見えるので結果が分かりやすいですからね。

先日もとある歯内療法専門医に神経治療してもらったと初診患者様。
その後の支台築造と補綴処置をご希望されたがお断りしました。
神経治療はできてますが歯肉縁下どころか骨縁下までカリエスがあり、
残存歯質はありえないくらいの極薄の状態。

築造して補綴して咬合力をかけたとたんに破折間違いなし。
結局抜歯になるのがわかるのでできませんと。

私とは違う物差しで神経治療をされたのだと思うが、
歯は飾りものではなく咬合して機能させなければならない。
神経治療の後には必ず支台築造や補綴処置を行う。
そういった方向からの物差しは正しかったのだろうか…。
しかも歯内療法専門医の治療費は保険外なので患者様負担は大きい。

抜歯しなければなりません

これを伝えるのは本当に辛いです。
あらゆる手段を考えてやはり保存不可能と判断。
1年2年ではなく5年10年15年の長い長いもの差しで、
いたずらに先延ばしにせずに次の手段を考えたほうがいい。

残念ながら相談反しても物差しの違いを含めてしっかり伝えないと、

あそこはすぐ抜く歯医者だ
他の歯医者に行ったら残せるって言われた

と、言われてしまうんです。

全ての歯科医師が可能な限り抜歯せずに保存に努めたいと考えている、
短期間しか持たないのをわかってるのに無責任に残せるよなんて言えないだけ。
歯科医の考え方や性格までをしっかり見極めなけれななりませんね。
私はこの文章読んでもらってわかるように「正直者」です。

レントゲン写真は残念ながら抜歯に至った犬歯。(写真上↑)
この2次元レントゲンではわかりにくいですが中は空洞でスカスカ。
当院にいらっしゃる前の2つの医院でも抜歯と言われたそうで、
CTの3次元画像で再度状況を確認していただいて抜歯しました。

犬歯なので保存したかったのですがさすがにこれは…。
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