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23年前に行ったインプラントのリカバリー

2020年3月24日  カテゴリ:インプラントトラブル



患者様は66歳女性。
左下にインプラント治療を3本行いました。
23年前だそうです…。

定期メインテナンスも不十分だったと言われてましたが、
3本のうち2本はすでに自然脱落し中間の1本のみ残存。
その1本は全然揺れはないものの歯肉退縮がかなり大きく、
本来歯肉と骨の中に埋まっていなければならない部分が露出。
そうなると逆にプラークが付きやすい状態になります。

先に前後にインプラントを埋入したのが約2か月前。
本日その2本にまたがる固定式のブリッジタイプの仮歯を装着。(写真上)
インプラントの骨結合もバッチリですので今日からガンガンお食事できます。



仮歯の装着直前に予後不良のインプラントを撤去。(写真上)
メスも使用せず専用器具で約5分くらいでスムーズに取れました。
その後は組織再生を促進させる薬剤を入れて終わり。
縫合もしません…。

抜歯の様に横に揺らしたり周囲骨を削ったりすると、
ダメージが大きくなり組織も痩せてしまいます。
もちろんその後の腫れや痛みも大きくなりますから。
なのでできるだけ低侵襲で撤去しなくてはなりません。

綺麗にスムーズに撤去できたので、
もう1度ここにインプラントを入れることは可能。
でも女性ですし反対側もありますし…。
またそれは改めて考えようと思います。



途中経過のレントゲンはこんな感じ。(写真上)

予め前後にインプラントを入れておいて、
仮歯が装着できるようになった今日同時に撤去。
生活への影響をできるだけ少なくするために、
同じ診療するにしても治療計画ってとても重要なのです…。

23年も身体の一部として機能してくれましたが、
さすがに様々な部分が変化してきたのでリカバリー。
今回当院で行う治療が更に長い間機能してくれるよう、
しっかり対応していきたいと思います。

前歯のインプラントリカバリー



合わせてお読みください

新たにインプラント治療するだけでなく、
既に行ったインプラントのリペアややり直しをする時代。
歯科医の仕事の7割は過去行った治療のやり直し。
なのでインプラントリカバリーもできなければなりません。
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