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ソケットプリザベーション・歯槽提温存術

2020年10月3日  カテゴリ:インプラント治療





抜歯と同時に抜歯窩に骨補填材料や自家骨を填入し抜歯後の歯槽提の痩せを最小限に図る治療法を、
ソケットプリザベーション Socket preservation  歯槽提温存術と言います。

近代インプラント治療は初期固定を得やすいデザインのフィクスチャーがラインナップされ、
これにガイデッドサージェリーを組み合わせると不安定な骨質や環境下においても、
理想的なポジションに誤差なくインプラント埋入することが容易になりました。
それにより抜歯同時インプラント埋入で行う機会は増え手術回数も減り低侵襲治療が可能。
更に条件が揃えば固定式の仮歯まで一気に装着する抜歯即時インプラント埋入即時荷重まで行います。

そんな状況であえて手術を複数回行い時間をかけて行わなければならないケースとはどんなものか。

歯根破折を起こし感染範囲も広く上顎洞底の一部も吸収している厳しい状態だったため、
抜歯同時インプラント埋入をあきらめ歯槽提を温存するソケットプリザベーションを行いました。(写真上)






ソケットプリザベーションから約半年後に骨造成が順調なことを確認しインプラント埋入。
オステオトームにて上顎洞底をわずかに挙上しセルフタップ型の初期固定の良いタイプを選択し挿入。(写真上)

カムログインプラント プログレッシブライン 直径4.3ミリ 長さ9ミリ







埋入から4か月経過した本日歯肉から貫通させる2次手術を行いました。(写真上)
高さ4ミリのワイドネックタイプを装着し上部構造につながる歯肉貫通部の形態を作りこみます。

次回の来院時にオステルでISQ値を計測し問題なければ固定式仮歯の型採りを行う予定。

本音を言うと、無理すれば抜歯と同時にインプラント埋入まで行えたケースです。
しかしその場合確実にインプラントサイズはもう1サイズアップし直径5.0ミリ以上に。
そうなると両隣在歯との距離が今よりも近くなり長期的に支持骨が吸収してしまいます。

天然歯とインプラントの距離は1.5ミリ以上は離さなければならず、
理想的には2.0ミリ以上の間隔があったほうが良いとされています。

また上顎洞底を挙上した部分にも新生骨ができ安定しているようです。

インプラント埋入時期について

 

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